産業用鋳造プロダクト
産業機器の重要部品を、
ステンレス、銅合金で製造します。
特にポンプの性能を左右する「3Dインペラ」では、
国内トップクラスの品質と生産量を誇ります。
3Dインペラと言えばYANAGIMOTO。ポンプ内で液体に動きを生み出す重要な部品であり、ポンプによって形状やサイズも異なる3Dインペラを、年間20,000点以上、日本の主要ポンプメーカーに納入しています。2020年には23,002点を生産しました。
最大加工径1,600mm、最大加工長(高さ)1,250mmの門形複合加工機を保有。強力な旋削・ミーリング能力で大径大物の加工が可能です。
機械加工の設備・技能を充実させ、高精度な完成加工までを自社で行うYANAGIMOTO。0.005mmの加工精度を達成しています。
3Dスキャナ、3Dプリンターを保有し、型づくりのデジタル化にも取り組んでいます。3Dプリンターは0.28mmの積層ピッチで、滑らかな造形を実現しています。
水路幅がわずか2.5mmの3Dインペラを製作可能です。精巧な中子をつくる独自技術が、その薄さを可能にしています。
水路幅÷外径の数値は0.012を誇ります。砂型鋳造では0.08〜0.1が一般的です。
高周波電気炉での溶解温度です。インペラという薄い製品を手がけるため、一般的なステンレスの溶解温度よりも高めの温度で溶解しています。
YANAGIMOTOが保有する高周波電気炉で、1回の鋳込みによって鋳造できる量は1.5tに及びます。
大阪に3工場、千葉に1工場を保有。お客様第一の考えのもと、一貫生産の強みを活かしながら、約80名のメンバーがものづくりに取り組み、常に技術を高め続けています。
3Dインペラの生産においては発注から最短7日で納入した実績があります。上流工程から最終工程までが自社内で緊密に連携することで短納期を可能にしています。
創業者・柳本喜晴が大阪府堺市に柳本合金鋳造所を設立。銅合金鋳物、アルミ合金鋳物のポンプ部品の製造を開始。以来、鋳造品をワンストップでつくり上げる一貫生産体制を整え、発展してきました。
YANAGIMOTO社員の平均年齢は39歳です(2023年時点)。若手社員の採用、育成、熟練社員からの技術伝承に力を入れています。
インペラの役割
中心部で回転し、液体を動かす重要部品
液体を低い場所から高い場所へ移送できるのがポンプという装置です。そのケーシング内で、
主軸に固定されて回転することで、液体に遠心力を与えて動かす部品が「3Dインペラ(羽根車)」です。
※ポンプ資料提供:株式会社酉島製作所様
オープンインペラ、クローズドインペラ、
ダブルインペラなど、
ポンプの用途や形状に応じたインペラを製造します。
インペラ250CAC402
インペラ250SCS13
インペラ250SCS14
インペラ550SCS1T1
ダブルインペラ700ASTM6A
ダブルインペラ400CAC402
ダブルインペラ600CAC402
ダブルインペラ300CAC402
ダブルインペラ700CD4MCU-N
ガイドベン420CAC402
オープンインペラ300ASTM4A
オープンインペラ500CAC402
小水力発電装置で使用される
ランナー(フランシス水車)を製造します。
ランナー500SCS13
精密さが要求される
様々な鋳造プロダクトを製造します。
ラビリンスCAC402
バルブ部品SCS16A
ランタンリングCAC402
グランドSCS14