ブランドストーリー
BE THE DRIVING FORCE 次の価値を鋳込む。
社会を進める力が生まれる。
その芯部に私たちがいる。
ポンプ内で水に力を与える
インペラをはじめ、
社会インフラの心臓部で
機能する鋳造品を供給してきた
私たちYANAGIMOTO。
1954年、柳本合金鋳造所として
誕生して以来、
技術を繋ぎながらアップデートを重ね、
鋳造の可能性を切り拓いてきました。
はるか昔、人々の幸せを祈る
梵鐘を鋳造した河内鋳物師たちの技が、
今、サステナブルな未来を叶える
キーパーツづくりへ。
世界の人の心をも動かすチャレンジへ。
喜びあふれる未来像を
お客さまや仲間と共有し、
YANAGIMOTOはこれからも
次の価値を鋳込みます。
世界に大事な力を生み出す、
その芯部であり続けます。
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高性能ポンプの
「3Dインペラ」を製造
1954年、YANAGIMOTOは大阪府堺市で創業。
銅合金鋳物、アルミ合金鋳物の
ポンプ部品の鋳造を始めました。
なかでもポンプ内部で水に遠心力を与える
「3Dインペラ」を手がけるようになり、
1987年には鋳型の製造方法で特許を取得。
日本の大手ポンプメーカーの品質基準に応えながら
技術を高め続けてきました。
砂型鋳造で2.5mmの水路幅を可能にするなど、
高効率なポンプに欠かせない精密なインペラを得意とし、
年間20,000点以上を主要ポンプメーカーに供給。
世界中で活躍するポンプの中で、
YANAGIMOTOのインペラが回転し、
社会を動かす力となっています。
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高い品質とスピードを
可能にする一貫生産
厳しい品質基準をクリアする鋳造品を、
私たちが迅速に生み出し続けられる理由は、
木型の製作から鋳造、機械加工、補修、検査までを
自社で行う一貫生産です。
鋳造後の加工にも最新の設備を導入し、
寸法公差1000分台の高精度な加工を実現。
微細な空洞も見逃さずに補修する溶接技術、
検査技術も社内に保有し、
加工会社間の製品移動によるコストや時間を低減。
上流工程から最終工程まで、
すべての工程の想いをつないで、
YANAGIMOTOの美しい鋳造品は誕生します。
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鋳造の可能性を発信する
CURFENI
社会の心臓部で機能しながらも、
外からは見えない私たちの鋳造品。
それをつくる私たちも、
ふだんは人の目に触れることはありません。
しかし、ここには、流れ出す金属を扱い、
価値をつくりだす人間の技があり、
技術者たちの誇りがあります。
鋳造という営みの原初的な美に共感してくれた
株式会社直観との連携で立ち上げたのが
CURFENI(クルフェニ)プロジェクトです。
鋳造技術者のワークウェアのデザインから
着手したCURFENIは、
さらにプロダクト開発を進め、
鋳造の面白さや可能性を発信していきます。
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サステナブルな社会の力に
地球環境の持続可能性のために
産業界が知恵を絞っている今、
私たちのインペラやランナーも、
高効率ポンプ、小水力発電装置などの内部で
環境価値にさらに寄与しようと挑んでいます。
YANAGIMOTO自身のものづくりにおいては、
3Dスキャナー、3Dプリンターなどの
テクノロジーによる変革に着手し、
鋳造に関連する技術をさらにアップデートしています。
南大阪の産業や地域社会の持続的な発展、
次世代の育成のために、
オープンファクトリーや鋳造体験の開催によって
鋳造の感動を伝える活動もスタート。
熱く流れる金属に
子どもたちが目を輝かせています。
ブランドマークについて
まわりながら力強く水を動かすインペラの羽根を、
YANAGIMOTOの「Y」を円環状に連ねて表現。
社会を前に進め、持続させていく力になっていこうという意志を込めています。